大阪ソーダは、社員のエンゲージメントを高め、生産性、創造性、モチベーションを最大限に引き出すため、社員とその家族の心身の健康の保持・増進と、いきいきと安心して働ける職場環境の確保を目的として、健康経営に取り組みます。
株式会社大阪ソーダ
当社グループは、創立120周年にあたる2035年度の「ありたい姿」として「社員が実力を存分に発揮できる企業」を目指しています。その実現に向けて、2022年に健康宣言を行うとともに社員の健康づくりを推進しています。
当社の取り組みが評価され、2022年度から4年連続で健康経営優良法人に認定されています。

- 従業員とその家族がヘルスリテラシーを高めて、心身の健康の保持・増進に自律的に取り組めるよう、意識啓発のための情報提供や機会づくりに努めます。
- 多様な人材がいきいきと安心して働ける職場環境づくりを⾏うとともに、職場のコミュニケーションの活性化を図り、風通しの良い職場風土の醸成に努めます。
- 健康を重要な経営課題と位置づけ、各種施策に積極的に取り組むとともに、その効果の検証と改善を継続します。
当社では2023年9月より、本社に保健師を常駐し健康経営推進のための体制を再整備しました。人事部を中心として、RC委員会(安全衛生委員会)、サステナビリティ委員会など各会議体と連携し、KPIの共有や、PDCAサイクルに基づく継続的な改善を図っています。

当社グループの経営課題と健康経営の取り組みをまとめた戦略マップに基づき、ワークエンゲージメントの向上、アブセンティーズムの低減、プレゼンティーズムの低減における各指標の設定と観測を行い、2025年度の目標達成に向けて対策を講じています。
2025年度 目標値 |
直近値(*) |
|
ワークエンゲージメント(※1) |
70点 |
57点 |
プレゼンティーズム(※2) |
現状維持 |
12.9% |
アブセンティーズム(※3) |
1.0%未満 (0.6%未満) |
2.0% (1.7%) |
- ワークエンゲージメントおよびアブセンティーズムは2023年度、プレゼンティーズムは2024年7月に集計した値
- Reloエンゲージメンタルサーベイにより測定
- QQmethodを用いた従業員アンケートにより測定
・生産性低下割合 = 1 – (仕事の量/10× 仕事の質 /10)
・生産性損割合/年 = 生産性低下割合 × 有症状日数/3ヵ月 *4 (1年間に換算)
- 疾病による1か月以上の欠勤・休業者の割合。うち、カッコ内はメンタル疾病によるもの
(年度) |
目標値 |
2023 |
2022 |
2021 |
2020 |
|
1 |
定期健診受診率 |
100% |
100% |
100% |
100% |
― |
2 |
精密検査受診率 |
70%以上 |
50.5% |
39.4% |
40.7% |
― |
3 |
ストレスチェック受検率 |
95%以上 |
91.3% |
88.5% |
89.3% |
88.8% |
4 |
健康サポートアプリの利用者割合 |
50%以上 |
21.7% |
20.2% |
4.5% |
― |
5 |
特定保健指導実施率 |
23%以上 |
12.5% |
7.8% |
10.5% |
― |
6 |
喫煙率※1 |
20%未満 |
21.3% |
22.5% |
22.7% |
24.4% |
7 |
飲酒日の1日当たりの飲酒量3合 |
4%未満 |
5.1% |
4.5% |
4.8% |
6.0% |
8 |
睡眠で休養が十分取れているの割合 |
60%以上 |
48.5% |
52.3% |
52.4% |
51.7% |
9 |
高ストレス者率※2 |
15%未満 |
※22.2% |
15.0% |
15.0% |
12.2% |
10 |
健診有所見者率 |
30%未満 |
32.3% |
32.3% |
32.0% |
― |
11 |
血圧リスク保有者※3 |
現状維持 |
40.2% |
40.5% |
41.4% |
36.9% |
12 |
血糖リスク保有者※4 |
15%未満 |
14.6% |
15.5% |
14.5% |
16.7% |
13 |
脂質リスク保有率※5 |
28%未満 |
32.5% |
29.4% |
27.4% |
28.8% |
14 |
肝機能リスク保有者※6 |
33%未満 |
39.3% |
36.0% |
38.3% |
42.4% |
15 |
腹囲リスク保有者率※7 |
40%未満 |
42.3% |
42.7% |
41.7% |
42.8% |
16 |
特定保健指導該当率 |
20%未満 |
22.4% |
24.8% |
23.4% |
26.9% |
17 |
有給取得率 |
70%以上 |
81.8% |
75.8% |
72.1% |
68.6% |
- 2020~2022年度は40歳以上で集計、2023年度より全社員対象に拡大
- 2023年度より新システム「Reloエンゲージメンタルサーベイ」を用いて高ストレス者率を算出
- 収縮期130㎜Hg 以上または拡張期85㎜Hg以上、または服薬あり
- 空腹時血糖110㎜Hg以上またはHbA1c6.0以上または服薬あり
- 中性脂肪150㎎/dl以上またはHDL40㎎/dl未満または服薬あり
- GOT31U以上またはGPT31U以上またはγ-GT51U以上
- 男性85㎝以上、女性90㎝以上
2022年の定期健康診断の受診率は100%を維持しています。各事業所の健康管理担当者より、精密検査・再検査が必要と判断された従業員への受診勧奨を行い、受診結果の報告を義務づけています。今後は保健師による保健指導・受診勧奨を強化し、受診率向上に向けてより効果的な方法を実施していきます。
メンタル不調に自ら気づき、早期に対応する予防の観点を浸透するため、年1回ストレスチェックを行っています。2023年からエンゲージメンタルサーベイを年4回実施し、よりポジティブなメンタルヘルスの取り組みを推進しています。
また、高ストレス職場へのヒアリングを通して、ストレスの実態を把握し、人員補充などの具体的な改善策を講じています。さらには保健師・公認心理師が常駐し、社員が相談しやすい体制づくりを進めています。社員のセルフケア能力の向上や管理職の段階的なスキルアップを目指し、セルフケア・ラインケア研修の内容を毎年ブラッシュアップしています。
フレックスタイム制度、勤務間インターバルの導入、在宅勤務制度の活用により、長時間労働の是正に努めています。月60H以上の長時間労働対象者には、産業医面談を必須とし、健康状態の把握を行っています。
健康サポートアプリ、eラーニングの活用、ウォーキングイベントの開催など、従業員が楽しみながら身近に健康を意識できる仕組みづくりを推進しています。