水資源の保全における基本的な考え方

当社グループは、「地球環境との調和に配慮し、環境負荷低減および地球温暖化抑制を図ります」という環境保全の基本方針のもと、水資源の保全に向けた取り組みを推進しています。瀬戸内海沿岸およびその臨海で生産活動を行っている当社の5工場(北九州、尼崎、松山、水島、岡山)、およびサンヨーファイン(株)松山工場では、瀬戸内海の美しい環境を保全するために排水管理を重要テーマに掲げており、工場が所在する地域と公害防止協定や環境保全協定を締結し、環境関連法の遵守はもとより水質汚濁の防止と削減に努めています。

水資源の保全に向けて

当社からの排水による環境負荷は、有機製品等(有機製品、プラスチック、医薬中間体など)の工程からの排出が主たる要因となっています。当社グループでは、多様な化学製品の製造を行っており、水はその製造過程において欠かせない資源となっています。具体的には、製造工程での加熱・冷却・洗浄のほか、反応溶媒や化学物質の除去設備などにおいて水を使用しています。使用後の水は適切な浄化処理を施したうえで、ほぼ全てを河川や海洋に排出しています。当社では、冷却水の循環利用や、製造プロセスの効率化を通じて取水量の削減等による環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

冷却水のリサイクル設備(冷水塔)
拡大
冷却水のリサイクル設備(冷水塔)

水リスクの評価

当社グループは、水ストレス地域(人口一人当たりの淡水資源量が1,700㎥を下回る水不足の地域)を含む事業活動にともなう水リスクを的確に把握し、ステークホルダーへの関与を通じて、水資源の持続可能な利用を実現することを重要な課題として認識しています。そのため、世界資源研究所(WRI)が開発した水リスク評価ツール「Aqueduct」を活用し、国内外の全生産拠点が立地する地域の水リスクを評価しています。水ストレスについては、2025年3月末時点の調査結果において、水ストレスレベルが「高~中」以上の地域に、製造工程で水を利用する当社グループの工場は存在しないことを確認しました。

水資源の利用状況

当社グループの工場および事業所における取水量および排水の状況は以下の通りです。

水源別データ

(千t)

種別

2022年度

2023年度

2024年度

取水

総使用量

33,458

31,646

33,792

淡水域

12,231

11,569

12,566

汽水、海水域

21,172

20,018

21,171

地下水

0

0

0

第三者水源

55

59

55

排水

総使用量

32,328

30,635

32,373

淡水域

2,539

2,661

2,705

汽水、海水域

29,653

27,829

29,529

地下水

0

0

0

第三者放流先

135

145

139

事業所別の取水データ

(千t)

取水

2022年度

2023年度

2024年度

総量

合計

33,458

31,646

33,792

北九州工場

270

273

305

尼崎工場

2,592

2,767

2,832

松山工場

19,106

19,246

19,116

水島工場

10,225

8,291

10,288

岡山工場

1、254

1,059

1,241

研究センター

9

9

8

本社

2

2

2

淡水

合計

12,231

11,569

12,566

北九州工場

268

270

302

尼崎工場

2,579

2,759

2,822

松山工場

4,661

5,645

5,219

水島工場

3,472

1,849

2,991

岡山工場

1,248

1,044

1,230

研究センター

3

2

2

本社

0

0

0

汽水、海水

合計

21,172

20,018

21,171

北九州工場

0

0

0

尼崎工場

0

0

0

松山工場

14,429

13,586

13,882

水島工場

6,743

6,432

7,289

岡山工場

0

0

0

研究センター

0

0

0

本社

0

0

0

地下水

再生可能

0

0

0

再生不可能

0

0

0

第三者水源

合計

55

59

55

北九州工場

2

3

3

尼崎工場

13

8

10

松山工場

16

15

15

水島工場

10

10

8

岡山工場

6

15

11

研究センター

6

6

6

本社

2

2

2

事業所別の排水データ

(千t)

排水

2022年度

2023年度

2024年度

総量

合計

32,328

30,635

32,373

北九州工場

118

118

118

尼崎工場

2,530

2,653

2,697

松山工場

19,032

19,178

19,055

水島工場

9,988

8,091

9,939

岡山工場

649

585

554

研究センター

9

9

8

本社

2

2

2

淡水

合計

2,539

2,661

2,705

北九州工場

0

0

0

尼崎工場

2,530

2,653

2,697

松山工場

0

0

0

水島工場

0

0

0

岡山工場

0

0

0

研究センター

9

9

8

本社

0

0

0

汽水、海水

合計

29,653

27,829

29,529

北九州工場

0

0

0

尼崎工場

0

0

0

松山工場

19,032

19,178

19,055

水島工場

9,978

8,081

9,931

岡山工場

643

570

543

研究センター

0

0

0

本社

0

0

0

地下水

合計

0

0

0

第三者放流先

合計

135

145

139

北九州工場

118

118

118

尼崎工場

0

0

0

松山工場

0

0

0

水島工場

10

10

8

岡山工場

6

15

11

研究センター

0

0

0

本社

2

2

2

【算出範囲】
大阪ソーダ(北九州工場、尼崎工場、松山工場、水島工場、岡山工場、研究センター、本社)、サンヨーファイン(株)松山工場

水質汚濁物質の排出量

全窒素排出量

単位

2022年度

2023年度

2024年度

総排出量

74.0

55.0

73.5

全りん排出量

単位

2022年度

2023年度

2024年度

総排出量

4.9

4.1

6.4

COD負荷量

単位

2022年度

2023年度

2024年度

総排出量

249

184

221

売上当たり使用量

t/百万円

0.0034

0.0027

0.0031

【算出範囲】
大阪ソーダ(北九州工場、尼崎工場、松山工場、水島工場、岡山工場)、サンヨーファイン(株)松山工場