2025年10月に創立110周年を迎える当社グループの事業のあゆみをダイジェストでご覧いただけます。

独自の電解法による、かせいソーダ製造技術を確立。大阪曹達株式会社を創立し、1917年に北九州の地で操業を開始しました。

兵庫県尼崎市に工場を建設。かせいソーダをはじめとする基礎化学品を製造し、関西の工業発展に貢献しました。

基礎化学品の供給能力の拡大と安定化を図るため、当社第三の製造拠点として愛媛県に松山工場を建設。西日本における、かせいソーダの供給体制を整備しました。

研究所(現・研究センター)を兵庫県尼崎市に開設。石油化学分野への展開に向けた研究開発をスタートさせました。

松山工場でダップ樹脂の製造を開始したのを機に石油化学分野へ進出。独自に開発した生産効率の高い製法により、競争力のある製品を生み出しました。事業化当初は、成形材料として使用されていましたが、現在は環境にやさしいUVインキにも展開しています。

旭化成工業株式会社(現・旭化成株式会社)との共同出資にて1968年に設立した「岡山化成株式会社」が岡山県倉敷市に工場を建設。現在は当社岡山工場となり、最大規模のかせいソーダの製造能力を誇っています。

エピクロルヒドリンの製造を開始。石油化学分野の新たな事業の柱の構築を進めました。当社は、この製品を起点にして「独創的なものづくり」を発展させてきました。

「大曹有機株式会社」(1971年に設立)を吸収合併し、当社水島工場が誕生。エピクロルヒドリンの製造を担う当社の重要な製造拠点となっています。

松山工場にてアリルエーテルの製造を開始。かせいソーダなどの基礎化学品に加え、ダップ樹脂やアリルエーテルなどの機能化学品を新たな事業の柱として育成しました。

水島工場にてエピクロルヒドリンゴムの製造を開始。この特殊合成ゴムは、自動車の燃料ホースに採用されて当社の機能化学品の主力事業へと成長しました。

ダイソー株式会社へ社名を変更。化学業界で認知されていた通称である「ダイソー」を新社名とし、グローバル企業を目指しました。

機能化学品の顧客に対する技術的なサポートと現地での情報収集を目的に、ドイツのデュッセルドルフ市に当社初の海外駐在員事務所を開設。のちに現地法人化され、現在は欧州域内の営業活動を担っています。

尼崎工場にてシリカゲルの製造を開始。医薬品の精製工程で使用される特殊なシリカゲルは、ミクロンサイズの球の表面にナノサイズの無数の細孔を施す独自の高度な製造技術で製造しています。

尼崎工場にてポリスルフィド系シランカップリング剤の製造を開始。産学連携により開発したこの製品は、低燃費タイヤに採用されています。

環境への貢献を目指し、株式会社ジェイ・エム・アールを設立。当社の創業時から培ってきた金属吸着技術を発展させ、蛍光管に含まれる水銀の処理を行う事業会社として誕生し、現在は廃棄物全般を取り扱っています。

医薬品原薬・中間体の開発製造受託を行うサンヨーファイン株式会社の全株式を取得。当社の有機化学技術とサンヨーファインが持つバイオ技術を基盤に事業を展開しています。

ダップ樹脂が経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選」に選定。ニッチ市場におけるブランドの確立と高いシェアを確保し、トップメーカーとしての地位を築いている点が評価されました。

株式会社大阪ソーダに社名を変更。創立100周年を機に、会社設立当時の開拓者精神をもって独創的なものづくりを推進することを企図しました。

松山工場にてアクリルゴムの製造を開始。自動車のターボエンジンの周辺部材として耐熱性の高い素材が求められるようになったことを背景に開発を進め、事業化を実現しました。

兵庫県尼崎市に総合研究開発センターを開設。オープンイノベーションにより新製品の創出と早期事業化を目指しています。

松山工場にてノンフタレート型アリル樹脂の製造を開始。主に食品パッケージなどの印刷に採用されています。植物由来の成分と馴染みやすい機能を持つことから、地球環境に配慮したバイオマスUVインキの添加剤として採用が期待されています。

兵庫県尼崎市に電池研究棟を建設。当社の独創的な技術を駆使した製品の開発を通じて、全固体電池の社会実装およびカーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指しています。