このたび、当社はGX経済移行債を活用した政府による支援事業「排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業(事業Ⅱ(化学・紙パルプ・セメント等)」に採択されましたので、お知らせいたします。
当社は、GX施策の一環として2030年にGHG排出量を2013年度比で30%削減するという目標を掲げるとともに2050年カーボンニュートラルへの貢献を目指しています。その達成に向けて、製造プロセス改良、省エネルギー化、原料転換、再生可能エネルギー等の非化石電力の利用推進によるGHG排出量削減に取り組んでおり、今後抜本的な削減の実行が課題となっております。この課題解決に向けた重要施策として、本事業ではエピクロルヒドリンの製造工程において主原料を従来の化石由来からバイオ由来へ転換するとともに、プロセスを改良し、省エネルギー化を図ります。さらに、製造に必要な電力を再生可能エネルギー等非化石電力へと切り替えることで製造工程全体のライフサイクルにおけるGHG排出量の50%以上を削減する方針です。
当社は、バイオエピクロルヒドリン市場への参入および、バイオエピクロルヒドリンを原料とする当社のエピクロルヒドリンゴムやアリルエーテル類、ならびにダップ樹脂といった世界トップシェア製品群のグリーン化を通じて製品の競争力を強化するとともにGX市場の確立・拡大に貢献してまいります。
補助事業概要
- 建設場所:水島工場
- 投資規模:3,013百万円(うち政府支援上限970百万円)
- 投資内容:省エネ化を含むプロセス転換工事、原料貯槽能力の増強工事
- 稼働開始:2027年度上期
- GHG排出量削減効果:約78,000t-CO₂e(2035年度)
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社大阪ソーダ 経営企画部 広報グループ
TEL: 06-7733-1005