HPLC用カラムとして代表されるODS(C18)、C8カラムには、多くの場合シリカゲル基材の充塡剤が採用されています。
これは、シリカゲル系充塡剤が、耐圧性・耐容媒性に優れており、シャープな細孔径分布を有しているため分離性能が高く、適用対象試料の幅が広いといった多くの特長を持ってるためです。
一方、欠点としてシラノール基の二次相互作用によるピークテーリングや、アルカリ条件下での耐久性が課題になることがあります。
当時の開発者である資生堂は、化粧品のファンデーションなどで培われた粉体表面処理技術をシリカゲル系充塡剤に応用し、シリカゲル表面をシリコーンポリマーでコーティングしたポリマーコート型シリカゲル充塡剤を開発しました。
これにより、シリカゲル系充塡剤の課題であった残存シラノール基の影響とアルカリ条件下での耐久性を改善した、高性能シリカゲル系充塡剤が完成しました。
一般名称 |
液体クロマトグラフィー用カラム |
用途 |
分析 |
ヘルスケア事業部 営業部
TEL:06-6110-1598
FAX:06-6110-1612